再びパワースポットについて

前回のクイズです。広々とした明るい野原と草木の生い茂る山河ではどちらがパワーがあるでしょうか?

答えは、草木の生い茂る山河 です。理由は表面積の違いです。
地表が受ける太陽エネルギー = “気” とすると、
左図のように錐形は面積が多くなります。この図では表面積は投影面積(水平面積)に比べ、3.5倍になっています。

太陽光発電に例えると解かり易いでしょう

発電パネルと発電量の関係

パネルの傾斜角を30°とすると、12時(真南)では発電効率100%ですが真東および真西(地平線から出たばかり)でも83.7%の効率です。これの3.5倍の効率で発電しますから平地と山岳地帯では太陽光エネルギーの降り注ぐ量が圧倒的に違うことが理解できるでしょう。加えて、山に生い茂る樹木の表面積と葉の表面積を加えたらそのエネルギーはとてつもなく大きいものとなります。
このようなことから、風水では山の連なる山脈のことを“龍脈”とよび、パワーの源とします。
パワースポットと呼ばれる神社・仏閣が南斜面の山の麓にあるのは、これが理由です。もちろん、パワーの源泉は太陽だけではありませんが、龍脈はパワースポットを認定するにあたって大事な要素です。

次回はパワースポットを認定するにあたり考慮するその他の要素について話したいと思います。

 

パワースポットについて

最近、YouTubeを見ていると、パワースポットについての紹介動画がたくさん見られます。注意してみているとUP主によって、「パワースポットの何たるか?」・・・・・が少しづつ違うようです。読んで字のごとく英語でパワーのある場所ですがパワーとは何でしょうか?、人によっては気持ちの良い場所であったり、お金が儲かりそうな場所であったり、様々です。

“源”は気功師ですので、パワーとは“気”であり、“気”とは生命力を増進させる存在そのものと考えます。ですから“源”にとってパワースポットの定義は「その土地に生命力を増進させるパワーのある場所」となります。これは「風水」の考え方とほぼ一緒です。風水というと、難解なものと思われる方が多いでしょうが、実は簡単です。風水のパワーの源(みなもと)は太陽であり、太陽の恩恵を沢山受けられる場所がパワースポットなのです。此処で言う太陽とは東洋思想では太極と表現されます。太極は陰と陽を包括したものです。太陽パワーは陽気ですが、これまた東洋哲学で陽が極まると陰に転ずると説きます。陰を生み出すのは陽なのです。

この世は陰陽が織りなす現世(うつしよ)ですから、陰陽のバランスが悪い所はパワースポットとは呼べません。例えばカンカン照りの砂漠はパワースポットではありませんし、昼尚暗きジャングルもパワースポットではありません。

パワースポットの見分け方は、太陽の恩恵をどれだけ受けているか、と同時に陰陽のバランスがどれだけ取れているかがポイントです。また、地形からも判断できます。風水の理想に「阿是穴」という地形がありますが、見事に陰陽のバランスが取れています。

此処でクイズです。広々とした明るい野原と草木の生い茂る山河ではどちらがパワーがあるでしょうか?

この答えは次回にUPします。お楽しみに!