再びパワースポットについて

前回のクイズです。広々とした明るい野原と草木の生い茂る山河ではどちらがパワーがあるでしょうか?

答えは、草木の生い茂る山河 です。理由は表面積の違いです。
地表が受ける太陽エネルギー = “気” とすると、
左図のように錐形は面積が多くなります。この図では表面積は投影面積(水平面積)に比べ、3.5倍になっています。

太陽光発電に例えると解かり易いでしょう

発電パネルと発電量の関係

パネルの傾斜角を30°とすると、12時(真南)では発電効率100%ですが真東および真西(地平線から出たばかり)でも83.7%の効率です。これの3.5倍の効率で発電しますから平地と山岳地帯では太陽光エネルギーの降り注ぐ量が圧倒的に違うことが理解できるでしょう。加えて、山に生い茂る樹木の表面積と葉の表面積を加えたらそのエネルギーはとてつもなく大きいものとなります。
このようなことから、風水では山の連なる山脈のことを“龍脈”とよび、パワーの源とします。
パワースポットと呼ばれる神社・仏閣が南斜面の山の麓にあるのは、これが理由です。もちろん、パワーの源泉は太陽だけではありませんが、龍脈はパワースポットを認定するにあたって大事な要素です。

次回はパワースポットを認定するにあたり考慮するその他の要素について話したいと思います。